2015年03月10日

界面活性剤の3つの作用


洗剤の主成分である界面活性剤には次の3つがあります。


(1)浸透作用

界面活性剤は水の表面張力を弱くし、
水だけではしみ込んでいかないところまで
浸透していきます。


(2)乳化作用

"水と油"のことわざ通り、
水と油は本来交じり合いません。
しかし界面活性剤は親油性部分と
親水性部分を持っているため、
前者は汚れに、後者は水の分子に引かれます。
つまり界面活性剤が水と油の仲をとりもつ役を果たし
、汚れを包み込んだ形で水中に浮かせます。


(3)分散、再汚染防止作用

前述のように汚れの表面が界面活性剤でおおわれると
同時に、繊維の表面にも界面活性剤が膜のように並んで、
汚れが再付着するのを防ぎます。

また、汚れは更に細かく分割されて、
水中に安定して分散されます。

洗濯に必要な機械力は、界面活性剤に包み込まれた
汚れを早く完全に繊維から分離させるためのものです。
このように、洗剤を加えた水に
パルセータ(回転翼)によるうず巻き水流を
起こすことで洗濯ができ、汚れがきれいに落ちるわけです。


ちょっと難しい話になってしまいましたね^^








Posted by mockiy at 23:51│Comments(0)洗剤
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。